鑑定の補足事項と注意事項

▼鑑定の補足事項と注意事項

◆占いと人の生死
タロットや西洋占星術などの西洋の占術と、四柱推命や風水、奇門遁甲や梅花心易、姓名判断などの東洋占術を活用しての鑑定になるため、実に様々な事を占うことができます。
しかし、その中でも鑑定をする際に占うことができない内容があります。
一般に占いで触れるにはタブーとされる内容になり、鑑定士が触れてはいけない領域というものが存在します。
代表的な内容としては、人の生死に関することになります。
人の生死は神のみぞ知る領域とされ、人の死期や生命の誕生に関しては占うことができません。
厳密に言うと、占うことができても当たらないことが多くなります。

占いを活用することで、おおよその死期などを鑑定することなどはできますが、それには非常に時間が掛かること、算出しても当たらないことなどが多くなります。
これは、その人が生きようとする念が、最後の死期を決めることなどもあり、また、天命という考え方もあり、占いでは明確な答えを出すことが難しくなります。
死を目前とした人を対称に、いつまで持つのかを占う際には、比較的時期などを算出しやすくはなりますが、まだ元気な人の死期を鑑定するには占いは不適切であるとされます。
非常に優秀な霊能力者が、霊視などでその人の寿命などを鑑定するという事もありますが、一般的な鑑定ではありません。
また、死期が近づいて来ている人のオーラが黒くなることや、顔相や手相で死相が出てくるというのもあります。
本当に死期が近い人に関しては、占術のレベルではなく、周囲の人が気が付くというほど、顕著に表れてくることもあります。
血液検査で数値が悪くなることで、数日以内に無くなるというのを推察することなどもできるようですが、これも占術での判断ではなく医学的なものになります。

病院勤務の人などは、この血液の数値を見ると死期が分かるという話などもあります。
感受性が強い人などは、死期の近い患者のいる部屋に死神が訪れるのが分かるという人も居るようです。
人の死と接する機会の多い医療従事者は、この死期に関する様々な出来事を体験している方が多いようです。
占いの世界の通常の鑑定師は、人の死とそれほど関わることもなく、占術の範囲では詳細な死期は鑑定できないと考えた方が良いでしょう。

これと同じような考え方が、病気や健康問題に関してのことになります。
体調や健康状態がどのようになるのかを、占いを用いて鑑定していくことなどはできますが、鑑定をしたから病状が良くなる訳ではないことが重要になります。
鑑定の結果が良かったから健康状態が維持できるという訳ではなく、普段の生活の心がけが健康状態を維持することになります。
また、鑑定の結果が悪かったから病気が悪化するという訳ではなく、普段の生活の心がけが県境状態を悪化させるという事もあります。

健康や病気の問題に関しては、占いをするよりも、専門の病院を回った方が確実であり、より詳細な情報が得られます。
保険も効く場合にはその方が、適切で正しい判断といった感じになるでしょう。
健康や病気の問題に関して占いを活用する際には、病気になりやすい時期や気を付けた方が良い病気、病気をしやすい体質かどうかというのを判断する事が大事になります。
問題がある場合には、早めに医療機関で受診することや、早期治療などを心掛けておくことになります。

人の生に関しては、簡単に言うと妊娠するかどうかといった内容になります。
占いでは、妊娠のしやすい時期を判断することはできますし、卜術で妊娠するかどうかを占うこともできます。
しかし、実際に生を授かるという神秘的な出来事は、占いの範疇を越える非常に大事な内容にもなっていきます。
占いとは全く関係ない時期や状況で妊娠することもありますし、占いで良い時期とされても妊娠しないこともあります。
また、子作りをしないことには、妊娠をすることもなく、妊娠しても無事に生まれてくる保証はありません。

占いで出来ることとすれば、妊娠しやすいように環境を整えていくこと、妊娠しやすい時期を算出していくこと、妊娠できる運気を得るといったことなどになります。
相術や命術、卜術などを駆使して良い環境を整えていくことなどはできますが、結果を保証するものではなく、夫婦間の協力が必要不可欠なものになります。
また、女性の精神状況や家庭環境によって、良い結果でもできないことや、出来ても無事に進まないという事も少なくはありません。
この手の問題に関しては、占い結果というよりも、占いを活用して環境を整え、いかに夫婦関係を向上していくかという部分の方が大事になってくるでしょう。
逆に、夫婦関係が円満且つ良好であり、妊娠を望んでいる際には、占いを活用して、良い環境づくり、良い時期の算出、妊娠運を得るという事を占うことができます。
この環境や時期、運気を得るには時間も労力も必要になるため、余裕のある家族計画が重要になります。