タロット

▼タロット(たろっと)

タロット占いとは78枚のタロットカードを用いて、目に見えないものを見極める占術になります。
依頼者の未来の出来事や状態を、タロットカードの絵柄を通して読み解くことができます。どのような未来が展開されるのかをタロットカードを通して判断し、その状況に対して事前に対応をしていくことが大事になります。
未来が明るい場合には、自信を持って前に進む事が大事になり、未来が暗い場合には、日頃の行いや努力の方向性などを見直すことが大事になります。
日頃の行動や方向性を確認し、適切な道を歩んでいるかどうかを判断することができます。

また、タロット占いは人の気持ちや深層心理などを読み解くこともできるのが最大の特徴でもあります。
人が何をどのように考え、どのような反応を示すのか、どのように行動するのかを見極めることもできます。
恋愛や人間関係では、対象となる相手が何を考えているのか、どのような思いでいるのかを確認すると共に、その対応を考察することができます。
相手の気持ちや考えを読み解くことと併せ、相手との相性や方向性の良し悪しなどを判断することもでき、人間関係を形成していく手掛かりを知ることもできます。

タロットカードは、「大アルカナ」と呼ばれる22枚のタロットカードと、「小アルカナ」と呼ばれる56枚のタロットカードから構成されています。
小アルカナは、更に14枚ずつの4つのスートから構成されています。
小アルカナの4つのスートとは、「ワンド」「カップ」「ソード」「ペンタクル」であり、それぞれに意味合いがあり、それぞれの関連性を読み解くことが正確な答えを導くために大事になります。
大アルカナは、人生の重要な節目や出来事を表し、ワンドのスートは、人間関係や身近な出来事を表します。
カップのスートは、恋愛関係や感情と理性といった部分を表し、ソードのスートは、問題や障害といった部分を表します。
ペンタクルのスートは、仕事関係や金銭面、物質的な側面を表し、それぞれのタロットカードの展開の仕方などから、未来や心情を掘り下げて読み解くのがタロット占いになります。

タロット占いの起源は、古代エジプトとも中世ヨーロッパとも言われていますが、その詳細は解明されていません。
現代で一般的に使用されているタロットカードは、中世のヨーロッパで作成されたものが基盤となっています。
タロットカードには、主にマルセイユ版が基本となるカード体系と、ウェイト版が基本となるカード体系に別れます。
マルセイユ版のタロットカードは、古典的なタロットカードでもあり、ウェイト版もマルセイユ版を基本として、体系化されたタロットカードになります。

タロット占いで鑑定する際には、ウェイト版のタロットカードを基本的に使用しての鑑定になります。
78枚のフルデッキを活用し、質問に合せて知りたい事や深層心理を読み解くことができます。
数種類のタロットデッキを使いますが、基本はウェイト版が基本体型となるタロットカードを使用しています。
その時の状況や依頼内容、依頼者との相性などを考慮しながら、使用するデッキを選択して鑑定をしていきます。

タロット占いでは、依頼者の状況や質問内容を元に、展開されたタロットカードから、実際の状況や心境はどのようなものなのかを具体的にイメージに起こして分析します。
将来の状況がどのようになっていくのか、取り巻く環境や人間関係などはどうなるのかを、展開されたタロットカードから具体的な状況を思い起こして読み解いていきます。
人の心境や深層心理などを読み解く際には、相手の状況や性格、人間性や立場目線などから、具体的にどのような思いでいるのか、どのように考えているのかを考察します。

タロット占いをする際には、西洋占星術や四柱推命などの命術を活用し、相手の性格や人生を事前に考慮しておくことも大事になります。
その背景があると、相手の人間性などが具体化されてくるため、タロット占いの結果がより本人の目線に近いものとなっていきます。
基本的な性格や人生傾向がどのようになっているのかを考慮することで、タロットカードの表す意味が適切に解釈でき、その人の目線になって様々な事を表すようになります。

鑑定時の依頼者によって、実に様々な依頼内容があるのと同じように、鑑定師もいろいろな性格や性質を持つ鑑定師が存在ます。
同じタロットカードを使用して、タロットの鑑定をしても、その時の状況や場によって、結果が大きく変わってくることもあります。
しかし、依頼者や問題の背景を命術を元に的確に理解し、タロットの鑑定を進めていくと、結果が同じようなものに収束されていくことになります。
漠然とした内容をただタロットカードを用いて占うと、占い結果なども漠然としたものになってしまうため、解釈する鑑定師によって印象や解釈が異なってしまうという背景があるからになります。

タロット占いが良く当たると言われるのは、依頼者のことや質問内容が具体的にイメージでき、展開されたタロットカードから、より詳細で具体的な未来が思い描けるからになります。
そのために質問者や質問内容などがある程度把握でき、イメージを起こしやすい状態であれば、タロット占いの的中率は非常に高いものとなっていきます。
このような流れで、タロットカードから質問内容に応じた具体的な映像を起こして答えを読み解くのがタロット占いの鑑定になります。
タロット占いを駆使することで、質問者の未来や対称となる人の深層心理を詳細に掘り下げていくことができます。
質問内容に対しての答えをより明確なものにし、より具体的な未来をみていくために、コミュニケーションを取りながら鑑定していくことが大事になります。

実際に鑑定をしていく際には、このタロット占いがメインの占術になる事が多くなります。
質問内容が未来のことを知りたいという事や、人の気持ちが知りたいという事が多くなるためになります。
この際に、西洋占星術や四柱推命という命式を併用していくことで、より具体的な状況や心境を占うことができるようになります。
タロット占いは、単体でも様々なことが占える非常に汎用性の高い占術になりますが、他の占術と合わせることで、その能力を最大限に発揮させることができます。

▼占術(占い方法)